Hitorigoto

あまりにも唐突ですが野球の話です。

北海道在住者の中で、日本ハムファイターズを応援する方は多いと思います。
ダルビッシュの移籍には、エールと寂しさとが入り混じった気持ちの方も多いことでしょう。

そんなﾎｶｲﾄﾞｰに住む僕ですが、ヤクルトスワローズを応援してしまいます。
厳密に言えば、今それほど応援しているわけでもないんですが、どうしても気になってしまいます。

それは、1人のピッチャーとの出会い・・・

シドニー･オリンピックの際、古田敦也は松坂大輔の投球を受けて言った。

「伊藤智仁以来の衝撃を受けました」


1993年、ゴジラ松井が巨人に入団した。
その年のセリーグ新人王が伊藤智仁だった。

150km/hを超えるストレートと真横に滑るような高速スライダーを武器に投球回を上回る三振を奪い、前半戦だけで7勝2敗・防御率0.91の成績を挙げる。
6月9日の石川県立野球場での対巨人戦では8回まで無失点、更に当時のセ・リーグタイ記録である16奪三振をあげるが味方の援護もなく0-0のまま迎えた9回裏、篠塚和典にソロ本塁打を打たれサヨナラ負けを喫した試合は、ヤクルトファンの間では伝説の試合として記憶されている。


伊藤智仁はルーキーイヤーに故障し、彼の輝きを1シーズン通して見せたことは1度も無かったように思う。

弱小ヤクルトを優勝争いに常に加わるような黄金期を築いたのは、野村監督の手腕によるところが大きい。
まさしくジャイアントキリングを起こし続けたのが野村ID野球だ。

しかし、である。
僕は1点だけ。たった1点だけ大きな不満があるのだ。
この不世出の至宝を結果としてスポイルしてしまった責任は野村監督にあると考えている。

事実、野村監督は退任後に「積極的に登板させた事によって彼の選手生命を縮めてしまった。申し訳なく思っている。」とコメントしている。


記録にはおそらく残らないピッチャーだ。
でも、間違いなく記憶に残るのはこういった選手だ。



どんだけ凄いか、元野球部のarigatoさん、解説お願いします（笑）


関係ないですが、池山さんと固い握手を交わしたのはもう7年も前の話。


なんでトイレの前って？
そりゃあ言いっこなしっす(-.-;)y-~~~