Hitorigoto

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読んでて、涙が止まらない。

自分が今ここで何を言っても、空虚で無責任な励ましにしかならない。
政治家や東京電力に文句を言ってみたって、何も変わらない。


地震から数日たった今もなお、
水没した街の中を生存者を探して回る人達がいる。

メルトダウンの可能性がゼロではない中、
日本の存亡を懸けて原発の中で作業を敢行している人達がいる。

避難所の学校内で不自由さと戦いながら、
患者・居住者を支える医療・介護職の人達がいる。


圧倒的な無力感の中、生き続けていく人達の現実がそこにはある。



今ここで僕に出来ることは、インターネットで可能な募金くらいしかないかもしれない。
でも、ライフラインの復旧が多少でも進めばどうだろう？

水や食料を送ることくらいは個人でも可能じゃないだろうか？
カップ麺やミネラルウォーターを箱買いしおいて、
いつか送ることくらいは可能じゃないか？


インターネットの普及や、端末の進歩によって、
僕たちは新しい「つながり」を得た。
僕自身、こんなファミキャンデビュー前の初心者だけど、
たくさんの先輩や友人ができた。

確かにバーチャルな一面もあるだろう。
でも、僕たちは確かにつながっているんだ。

いつもはキャンプや釣りの情報交換ツールなのかもしれない。
でも今は、安否確認のツールとして機能しているじゃないか？

次は復興支援のツールとして絶対に機能できるはずだ。
報道されない、リアルに必要なものが共有できるはずだ。

逝かれた多くの方たちへの追悼をする間もなくやってくるであろう
次の試練に向けて、
直接被災していない僕たちだからできることが必ずあるはずだ。


僕たちは独りじゃない。
僕たちは、無力じゃない。